ALBユーザによる回路最適化プログラムの 開発とALBへの組み込み

2012/03/31 0:37 に 森山誠二郎 が投稿
ALBユーザである法政大学が開発した回路最適化手法を、ユーザ自身でALBに容易に組み込むことができることを示します。
最適化のプログラム自体は、ALBの提供する機能(シミュレーションの起動や後処理)を利用しながら、ALBとは独立した環境で効率良く開発することができます。また、今回開発した組込みの枠組みを利用することにより、最適化手法の組み込みのようなシステムの拡張を、開発元でなく、ユーザである大学でもできるようになりました。
2章では、ユーザによる機能拡張とALBへの組込みの観点から、ALBとALTAの概要を説明します。3章では、法政大学で開発した回路最適化手法を紹介します。4章では、ALBユーザ(大学)による拡張機能(最適化アルゴリズム)の開発と、それをALBに組み込むためにアナジックスが開発した枠組みについて述べます。

ALB・ALTAの実現するアナログLSI開発環境を用いることにより小規模の企業でも半導体集積回路の開発が可能となります。小規模企業と大学の開発基盤が同じになるため、共同開発がやりやすくなります。高価なEDAにすばらしいツールが組み込まれていても、導入できなければ使うことはできません。また、世界中でひとにぎりの人々しか使うことのできない高価なソフトに発展は望めません。高価なEDAが要求される、専門化し分業化した世界は、設計のわからないCAD技術者、CADを使いこなせない設計者を生み出しました。アナジックスはそういう世界からは、大きな付加価値は生まれない、むしろ混沌とした世界で、設計者自らが、あるいはCAD技術者と密に協力してCAD化を進めることが大きな付加価値を生むと考えています。アナジックスでは、ALBのソフトウェア開発環境を積極的にユーザに開放します。ユーザ自身による機能拡張が容易になるよう、今後も工夫していきます。
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森山誠二郎,
2012/03/31 0:37
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