設計民主化(MakeLSI:)に向けた ALB/ALTAの改良

2015/07/26 18:00 に 森山誠二郎 が投稿   [ 2015/07/26 18:08 に更新しました ]
MakeLSI:はTokyo Make 2014で金沢大の秋田先生が提唱されたもので、誰でもLSIを作れるようにするのが最終目標です。第1回の試作では、北九州の2umのCMOSプロセスを使って、ベンダーツールを使わずに、一般の人でも使えるオープンソースやフリーツールを使って設計します。弊社は仲間とともにオールアナログのギターエフェクタを試作します。

現在の設計ではLTspiceを使用していますが、リニアテクノロジー社のシミュレータであるため、半導体設計に適用するには、ライセンス上制限があります。そこで、LTspiceと同等の環境を使えるようにするために、オープンソースのQUCSに、オープンソースの回路シミュレータXYCEを使えるようにする進行中のプロジェクトを、ALB/ALTAに取り込みました。LTspiceの回路図をQUCS用に変換し、XYCEを使ってシミュレーションできるようにする予定です。
ALBの強みの1つは、設計データとドキュメントを一括管理できることですが、設計データは回路設計データだけではなく、FPGAやPCB、さらにサンプルの評価プログラムを含みます。それらを統一的に管理する仕組みをALB/ALTAに組み込みました。

今回のWhite Paperでは、設計民主化のために、ALB/ALTAでおこなっている改良についてまとめました。LTspiceと同じように、QUCS/XYCEを使えるようになるまではしばらく時間がかかりますが、今回の設計モチーフを題材に、設計民主化のための設計環境を整えるとともに、設計データおよびドキュメント一式を、再利用可能な設計情報として整備しLSI設計ユーザの拡大に寄与したいと考えています

注意: 添付のpdfファイルにアクセスできない場合でも、右端の下向き→をクリックすればダウンロードできます。
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