10/11、12につくばで開催される電子回路研究会で設計文書作成の容易化について発表します

Post date: 2018/09/25 9:46:34

プログラムは、https://www.ieej-ect.org/ect/ectp/2018/p18-10-11.html をご覧ください。11日の午後に、ミニマルファブ関連の招待講演が2件あり、その直前に以下のタイトルで発表させていただきます。

タイトル:「ミニマルEDAにおいて設計作業と文書作成を融合する試み」

著者: 森山、吉野、安田(法政大学)、若杉、土屋(ロジックリサーチ)

ミニマルファブを使ったLSI開発のためにミニマルEDAを開発していますが、設計資産をいかに整備するかが大きな課題の1つです。資産を活用し、さらに増やしていくためには文書作成が不可欠ですが、開発者にとって負担の多い作業です。従来、設計システムを使って設計を行い、文書作成はその後行うのが一般的ですが、それでは文書作成は余計な作業となってしまいます。この発表では、設計作業と文書作成を同時に行うことのできる仕組みを提案します。従来から存在する対話的な設計環境(たとえばCadence社のocean)を、対話的なプログラミング環境でありかつ文書作成環境でもあるJupyter Notebook上に実現したものですが、対話作業の内容をJupyter Notebookに取り込みやすくしたところに工夫があります。ミニマルEDAを使って設計中の、CMOSアンプ、サーマルシャットダウン回路、バンドギャップレファランス回路を使った具体例を説明します。