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10/11、12につくばで開催される電子回路研究会で設計文書作成の容易化について発表します

2018/09/25 2:46 に 森山誠二郎 が投稿   [ 2018/10/07 2:15 に更新しました ]

プログラムは、https://www.ieej-ect.org/ect/ectp/2018/p18-10-11.html をご覧ください。11日の午後に、ミニマルファブ関連の招待講演が2件あり、その直前に以下のタイトルで発表させていただきます。
タイトル:「ミニマルEDAにおいて設計作業と文書作成を融合する試み」
著者: 森山、吉野、安田(法政大学)、若杉、土屋(ロジックリサーチ)

ミニマルファブを使ったLSI開発のためにミニマルEDAを開発していますが、設計資産をいかに整備するかが大きな課題の1つです。資産を活用し、さらに増やしていくためには文書作成が不可欠ですが、開発者にとって負担の多い作業です。従来、設計システムを使って設計を行い、文書作成はその後行うのが一般的ですが、それでは文書作成は余計な作業となってしまいます。この発表では、設計作業と文書作成を同時に行うことのできる仕組みを提案します。従来から存在する対話的な設計環境(たとえばCadence社のocean)を、対話的なプログラミング環境でありかつ文書作成環境でもあるJupyter Notebook上に実現したものですが、対話作業の内容をJupyter Notebookに取り込みやすくしたところに工夫があります。ミニマルEDAを使って設計中の、CMOSアンプ、サーマルシャットダウン回路、バンドギャップレファランス回路を使った具体例を説明します。

Maker Faire Tokyo 2018でお会いしましょう

2018/07/25 22:40 に 森山誠二郎 が投稿   [ 2018/07/29 23:10 に更新しました ]

8/4,5に東京ビックサイトで開催されるMaker Faire Tokyo 2018にMakeLSI:を展示します。ウェブサイトは、こちら。今回は、世話人の金沢大学秋田先生がエントリーされたものですが、8/4に店番をお手伝いする予定です。この展示は、5月テープアウトしたフェニテックでの試作内容の紹介が中心です。森山は、4種類のリングオシレータと、バンドギャップレファランス回路を設計しましたので、その詳細な紹介もできます。
8/5夜には、MakeLSI:メンバーのオフ会が企画されてます。メンバの方は奮ってご参加ください。森山は、MakeLSI:メンバーが使えるミニマルEDAサーバやその上で動く各種ツールの紹介をします。

回路とシステムワークショップ(2018年5月@北九州)でミニマルEDAについてポスター発表します

2018/03/02 18:54 に 森山誠二郎 が投稿

5/17,18に北九州国際会議場で開催される第31回回路とシステムワークショップで「非量産LSI設計のためのミニマルEDAの検討」というタイトルで発表します。プログラムは、http://www.ieice.org/ess/kws/program/program.htmlにあります。ミニマルEDAは、ミニマルファブを主要ターゲットとしつつ、既存の太線のファブにも対応して、ミニマル生産(必要なものを必要な時に必要な数生産)を実現するものです。そのため、ALB/ALTAにより設計データを一元管理し、さまざまな設計ツールの連携を容易にします。またこれまでにLSI開発に携わっていないエンジニアにも使いやすい環境を提供するために、オープンソースソフトウェアとフリーツールを独自のものと組み合わせることにより、大幅に低コストなLSI開発を可能にします。
LSI設計を料理に対応させれば、ミニマルEDA環境は各種の工程(設計、測定、評価)を提供するキッチンにたとえることができます。キッチンにある情報を管理し、各種の設備を効率良く連携させ、さまざまな作業(下ごしらえとか、盛り付けなど)をやりやすく、料理の素人でもおいしい料理を創作料理も含め早くつくることができるようにするのが我々の目標です。そのためには、料理本、料理教室、レシピサイトの整備などやるべきことは多く、ミニマルキッチンの構築には、経験豊かな専門家各位の協力が不可欠です。非量産製品のLSI化を担う新産業の発展に、ご理解とご協力をいただける方の参画をお願いします。

動的ドキュメントを使ったIPライブラリについて3/9に発表します

2018/02/18 22:44 に 森山誠二郎 が投稿   [ 2018/02/26 1:35 に更新しました ]

3月に横浜で行われる電気学会電子回路研究会で。法政大学M1の鏑木さんほかと共著で、「多品種LSI開発のための動的IPライブラリの一検討」というタイトルで発表します。プログラムは以下です:https://www.ieej-ect.org/ect/ectp/2018/p18-03-07.html
ミニマルファブのような少量多品種のLSI開発では、とくに異分野からの参入を期待すると、IPライブラリを整備しLSIを開発しやすい環境を作る必要があります。IPライブラリには設計ドキュメントが必要ですが、作成する側には余計な仕事、使う側にはドキュメントと設計データの整合性、読みやすさなど多くの課題があります。今回、連続時間型ΔΣADコンバータ(CTDSM)を題材に、JupyterNotebookを利用した設計ドキュメントを開発しました。これを使えば、Web上で設計ドキュメントを理解できるだけでなく、JupyterNotebookの中から設計ツールを起動し実行することができます。またADコンバータの下位のモジュールを取り換え仕様に合わせた回路設計を行うことができます。このライブラリではこのように回路を動的に構成できるので、このライブラリを動的IPライブラリと呼んでいます。発表では、システムモデルとビヘイビアモデルの変数共有,複数ツール間のデータの受け渡し,トランジスタ回路への置き換えの3点の改善により、再現性が高くかつ使用が容易で、利用者と提供者に使いやすい動的IPを構築できることを示します。
研究会に参加される場合は、日立研究所の構内で開催されるため入構申請が必要と言われてましたが、当日正門守衛にて通門手続
きOKとのことです。

電子回路研究会でのミニマルEDA構想のスライドを公開します

2018/01/19 5:57 に 森山誠二郎 が投稿

2018年1/18,19に開催された電気学会電子回路研究会(場所:北九州学術研究都市)で、「LSI設計拡大のためのミニマルEDA構想」というタイトルで発表しました。発表に使ったスライドを公開します。また発表内容をミニマルEDA構想のホワイトペーパーにしましたので、ご一読いただけると幸いです。

2018年1月の電子回路研究会でミニマルEDAについて研究発表します

2018/01/03 16:41 に 森山誠二郎 が投稿

1/18,19に開催される電気学会電子回路研究会(場所:北九州学術研究都市)で、「LSI設計拡大のためのミニマルEDA構想」というタイトルで発表します。プログラムは、https://www.ieej-ect.org/ect/ectp/2018/p18-01-18.html にあります。産総研の国家プロジェクトとして開発され、小規模LSI製品の新産業の中核となることが期待されるミニマルファブは、現在の半導体産業が量産を前提とするのと対照的に、少量多品種生産を可能とする新しい生産システムです。  最短3日間のLSIパイロット生産を目指しています。 れを可能とするためにミニマルEDAは、ALB/ALTAにより設計データを一元管理し、さまざまな設計ツールの連携を容易にします。またこれまでにLSI開発に携わっていないエンジニアにも使いやすい環境を提供するために、オープンソースソフトウェアとフリーツールを独自のものと組み合わせることにより、大幅に低コストなLSI開発を可能にします。

セミコンジャパン(12/13-15@東京ビックサイト)にミニマルEDAを出展します

2017/12/05 17:56 に 森山誠二郎 が投稿   [ 2017/12/18 4:44 に更新しました ]

2017/12/13-15に東京ビックサイトでセミコンジャパンが開催されます。私共はミニマルファブのメンバーとして参加し、(株)ロジックリサーチ様ほかとはじめてミニマルEDA をデモ展示します。ミニマルファブは、例年どおり製造装置を会場に持ち込み試作デモを行います。LSIのファブとしてミニマルEDAで使用できるようにな るまではもうしばらく時間が必要なので、ミニマルEDAではフェニテックや、北九州の試作ラボなどの試作を対象としてEDAを提供していきます。今回のデ モでは、AWS(アマゾンのサーバ)上にミニマルEDAを簡単に構築できることを示し、その上でALTA上のアナログ設計環境およびALTAから起動でき るデジタル設計フロー(QflowおよびAlliance)を展示します。セミコンジャパンに参加される際は、ぜひミニマルEDAのブースにお立ち寄りく ださい。

ミニマルEDAの開発に取り組んでいます

2017/10/24 21:58 に 森山誠二郎 が投稿

(株)アナジックスは、ミニマルファブ技術研究組合に加入しミニマルEDA開発WGのメンバーとしてEDA開発に取り組んでいます。とはいえ、新規にコアツールを開発するのではなく、従来開発してきたALB/ALTAをベースに、LSI(集積回路)設計のためのオープンソースツールや無料ツール、ほかの方々の開発されたツールを統合し、少量生産向けLSI開発に最適化した環境の構築を目指しています。従来の(大量生産の)LSIではシリコンウェーハ一枚からできるだけ多くのLSIチップを切り出すことができるように、LSIチップの面積を最小化します。そのため高度な自動設計ツールを開発する必要があり、開発には多大な費用と労力がかかります。そのようなツールのユーザは限られますから非常に高価です。一方ミニマルファブに代表される少量生産LSIでは、チップ面積はそれほど重要ではなく、LSI開発の専門家でない人たちが安く簡単にしかし確実に特殊用途のLSIを開発できることが重要です。(高度な自動設計ツールを持つベンダーが少量多品種(ロングテール)の埋蔵価値に気がついてWebサービスを始めると面白い展開になるかも知れませんが。)EDAツールを安価に提供するために、オープンソースツールや無料ツールを活用するわけですが、多くの課題があります。(1)価値のあるツールを探しだし、うまく活用する必要があります。(2)ツールのインストールを楽にしなくてはなりません。(3)問題が発生した場合に解決できる仕組みを作る必要があります。
デジタル回路の設計には、Open Circuit DesignのTim EdwardsさんがQflowというデジタル設計フローを開発しています。これは論理合成のYosys、スタンダードセルの配置には古くからあるTimberWolfのオープンソースであるGraywolfを利用し、配線プログラムは独自にQrouterを開発しています。既存の資産を開発しつつ最新のソフトウェア環境も利用することで、efabless.comでも使われているようです。我々も最新のソフトウェア環境を活用し、上記の3つの課題を解決するとともに、残念ながら衰退したLSIのための研究開発をふたたび盛んにする方策も考えたいと思います。

AWSを使ってALBサーバを試験運用中

2017/09/01 3:46 に 森山誠二郎 が投稿

AWSはAmazonが提供するクラウドサービスです。ALBサーバはLSI設計データを扱うためインターネット上のクラウドサービスがどの程度受け入れられるかは未知数ですが、お客様にハードウェアを用意していただく必要がなく、またイントラネットにインストールするよりも当方のサポートが容易という利点があります。AWS利用ノウハウの習得と、ALBサーバインストールのためのChefスクリプトのテストを兼ねて、アナジックスのALBサーバを立て試験運用中です。従来通りのアドレスでアクセスできますが、不具合により新規登録はできません。AWSでは仮想マシーンをEC2インスタンスと呼び、データベースサーバ(RDS)を別に立てることができます。AWSのコンソールからEC2の生成、ローカルネットの作成、セキュリティポリシーの設定を行うことができます。利用料金は細かく設定されており、使っただけ請求されます。EC2にはさまざまなOSを入れることができますが、今回はUbuntu16.04を採用しました。ALBサーバインストールのためのChefスクリプトは特に変更は必要ありませんでしたが、今回は、RDSをAWSコンソールから立ち上げる部分は手動で行い、スクリプトでは起動済みのデータベースサーバに接続するよう機能を追加しました。細かいことですが、Chefスクリプトの実行は今回chef-clientのlocal-modeで行いましたが、local-modeはスクリプトの開発に適した方式であることが確認できました。今後、local-modeでテスト、運用はChefサーバというフローでいけそうです。

AV WatchにMake LSI:とギターエフェクタがとりあげられました

2017/08/07 17:12 に 森山誠二郎 が投稿   [ 2017/08/08 0:34 に更新しました ]

MakerFaireTokyo2017に出展した「MakeLSI:でつくるギターとベース用エフェクタ」ですが、AV Watchの藤本健さんが取材に訪れ、インプレス社の以下の記事で、「ディストーション用のLSIを個人が自作できる!?」という見出しをつけて取り上げてくれました。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dal/1074613.html
「個人とは無関係と思っていたLSI開発が手軽にできる時代がやってきているようだ」と結ばれています。
この展示は、エレクトロニクス分野としてエントリーしたのですが、ミュージック&サウンドゾーンに入れられて困ったのですが、まわりがにぎやかな中で、LSIレイアウトを目立つように展示できたのが却って良かったようで、多くの方に見ていただき、用意したリーフレットは、連日終了をまたずすべて無くなりました。昔仕事でLSI開発をやってましたという人も多かったですが、ギターやベースが趣味でエフェクタに興味があるという人もいます。その中で、自作を志し、さらにそのためにLSIを起こす人も、またそれをビジネスにしようという人も現れることを期待しています。製造は、ミニマルファブで可能になります。

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