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創業5周年のアナジックスをよろしくお願いいたします

2014/01/06 20:49 に 森山誠二郎 が投稿   [ 2014/01/09 4:28 に更新しました ]
2014年新年あけましておめでとうございます。

2009年の1月7日にアナログ設計の支援を目的に法人を設立して早5年。Webベー スで半導体回路設計ができ、設計のドキュメントを作成できる環境を開発し販売してきました。

創業者の森山は、20年来アナログ設計再利用を提唱してきましたが、それを実現するためのアナログ回路設計支援ソフトを開発するために非才を顧みず5年前に起業し1/7に5周年を迎えました。皆様のこれまでのご支援・ご協力に深く感謝し、これからも変わらぬご愛顧をいただけるようお願いする次第です。

さて、弊社の提供する回路設計環境(ALB/ALTA)の特徴は、半導体回路設計をLTspiceやQUCSのようなフリー/オープンソースで出来ることです。そのために、半導体回路設計の業界標準の1つであるCadence Virtuoso用PDK(Process Design Kit)のSPICEモデルや素子シンボルの変換機能や、回路図の相互変換機能を提供しています。圧倒的なローコストで半導体回路設計を可能にすることが目的です。

半導体は大量生産に適しています。しかしそれに特化しすぎたために、我々消費者が手にする多くの少量多品種の電化製品・機器では半導体技術を十分に活用し、消費者に利便を提供しているとは言いがたいのが実態です。少量多品種品では開発コストがかかりすぎて集積化が見合わないのがその理由でした。

大量生産品の開発の場は集約する傾向にあり、部品となったモノの開発現場は納期とコストに苦しめられる宿命にあります。結果として、創造性に満ちた回路設計という仕事の場が徐々に失われてきています。

半導体設計の行き過ぎた大量生産志向を是正し、半導体設計者がコストに叩かれる部品屋体質から脱却するためには、少量多品種生産を可能とする大変革が必要です。幸い、産総研のミニマルファブのような取り組みも始まっています。少量多品種の高付加価値製品のキーコンポーネントとして半導体を活用できれば、少量多品種の高付加価値製品を消費者に提供すると同時に設計という楽しい仕事を現場に取り戻すことができるのではないでしょうか。

そのためには、回路設計者の意識変革も必要だと思います。狭い技術領域を深耕するだけでなく、これよりも最終製品を意識した設計が望まれていると思います。昨年は、アナログ設計のオープンソース化を提唱し損ないました。何でもオープンソースにすれば良いわけではないことはわかりましたが、ブラックマジックと化した設計にはメスを入れ、相互に設計再利用ができるような体制を作っていくことが、少量多品種の高付加価値製品を消費者に提供し、回路設計という仕事を守っていくために必要だと考えます。

大変革のために、アナジックスは以下のようにお手伝いをします。
 1.圧倒的なローコストで半導体回路設計を可能にする設計環境を提供します
 2.設計再利用のための設計のドキュメント化を、最小の労力で可能とします
 3.設計データやドキュメントを一括して管理できる環境を提供します
 4.アナログ設計だけでなく、半導体を組み込んだ機器の設計に必要な
  フリー・オープンソースツール(デジタル・FPGA,、ミックスシグナル、 RF、システム)
  などをアナログ設計者の立場に立って整備していきます

国内には、アナログを得意とする大学の研究室がいくつかあります。また、技術と経験をもったアナログ技術者が流動化するきざしも見えます。アナジックスでは優秀な人的財産を活かした形の設計支援サービスにも取り組んでいきたいと考えております。

皆様とのコミューニケーションチャンネルを広げるためにFacebookの開設を準備しています。アナジックスだけのエゴに落ち込まないよう、皆様と構築するエコシステムの一員となれるようこれからも努力してまいりますので、一層のご支援・ご鞭撻をいただけると幸いです。これからもアナジックスをよろしくお願いいたします。

2014年1月7日
株式会社アナジックス代表取締役
森山 誠二郎
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