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LTspiceでLSI設計

2013/12/03 6:35 に 森山誠二郎 が投稿
12/3に品川で、第1回LTspiceユーザ会が開催され、開発者のMike Engelhardt氏の講演が聞けるというので参加した。300名程度参加していたのではないだろうか、大ホールが、先日のアナロググルの集まりはすし詰めだったらしいがこちらも結構入っていた。リニアテクノロジ関係とおぼしき日本人が多数いたのに驚かされた。
 Mike氏は、LTspiceは世界最速であり、Spectreなどより何百倍ものユーザに使われているのだと豪語していた。世界最速のシミュレータを作れるのは、EDAベンダーではなくニーズに精通した設計会社だと強調していた。平均すると1分に1回ダウンロードされているとのこと。年間にするとおびただしい数になる。無償で配布されており、素子数に制限がないので当然かも知れない。
 デモは最近リリースしたMacOSX版を使って電源回路のシミュレーションを丁寧に説明していた。懇親会で、Linux版は作らないのかと聞いたら、Wineがあるじゃないかとにべもない返事。
 ともあれ、LTspiceは関連本も多数出て、アナログ設計への関心、危機感も相俟って、ブームのようだ。リニアテクノロジから宣伝されることはないが、LTspiceはBSIM3,4やHiSIM-HVもサポートしており、LSI設計にも使えるということはもっと認識されて良いと思う。LTspiceにより裾野が広がり、日本の半導体回路設計がふたたびよみがえる日が来ることを切に祈る。
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