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設計民主化(MakeLSI:)に向けた ALB/ALTAの改良をWhite Paperにしました

2015/07/26 20:23 に 森山誠二郎 が投稿
7月2日の電子回路研究会@防衛大で発表した内容ですが、以下のALB/ALTAの改良をWhite Paperにしました。
(1)LTspiceに加えて、オープンソースのQucs/Xyceでも集積回路設計ができるようにする
(2)システム設計、FPGA、PCBなどの設計情報をALBで統一的に管理できるようにする

Qucsは、LTspiceと同じように回路図エディタにシミュレータが統合されたものですが、ハーモニックバランス解析やSパラ解析ができるという特徴はあるものの、内臓のシミュレータは集積回路の設計には不十分でした。Xyceは、Sandia National Lab.が独自に開発したSPICE互換シミュレータをオープンソースにしたもので、大規模回路の解析が可能で、最新のSPICEモデルもサポートしているので、集積回路の設計にも適用できます。現在Qucsでは、XYCEとngspiceをシミュレータとして使用できるようにする改良が進行中です。ALB/ALTAもそれに対応し、LTspiceの回路をQucs用に変換します。

今回のWhite Paperでは、設計民主化のために、ALB/ALTAでおこなっている改良についてまとめました。LTspiceと同じように、QUCS/XYCEを使えるようになるまではしばらく時間がかかりますが、今回の設計モチーフを題材に、設計民主化のための設計環境を整えるとともに、設計データおよびドキュメント一式を、再利用可能な設計情報として整備しLSI設計ユーザの拡大に寄与したいと考えています
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