3/6研究会発表スライドとWHITE PAPERを公開します

Posted at 2021/3/6 23:31:00

3/6に開催された電子回路研究会の発表スライド「アナログIPをオープンハードウェアとして 開発する試み 」を以下に公開します:

https://www.dropbox.com/s/trj1h6bqubq24yk/AnalogOpenHardware_slides.v0.6.pdf?dl=0

少量多品種LSIでもコストを下げることができれば、利益を出すことができます。そのためにはEDAコストを低減し、設計IPの共有・再利用のできる環境を整備する必要があります。そのためミニマルEDAではオープンソースEDA(OSEDA)を活用し、回路設計にはEEschema(シミュレータはNGspice)、レイアウト設計はKLayoutを採用しました。また、設計IPの共有に不可欠な設計文書を設計作業と同時に作成できるようにするためにJupyterNotebookを採用しました。JupyterNotebookで書かれた設計文書には設計データも含まれており、初学者はJupyterNotebookを使って設計を理解し自分の設計に応用することができます。今回の発表では、ミニマルEDAを使って、AB級アンプ、サーマルシャットダウン回路、バンドギャップ電源、オペアンプなどの回路・レイアウトIPを開発しました。これらをオープンハードウェアとして公開する上での工夫や課題について述べました。AB級アンプの重要な設計情報である、位相補償容量の検討を、JupyterNotebookの例として示しました。

この研究会発表の内容を、White Paperにしましたので、参考にしてください。