Posted at 2024/7/27 15:30:00
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“お手本”を活かすオープンソースシリコン調理法の開発 で報告したように、Camenzindさんの「アナログチップを設計する」の回路をオープンソースシリコンライブラリにすべく、NDA不要のOpenRule1um PDKを使用してレイアウト設計し、Phenitec 0.6mプロセスで試作しました。
評価のため、いくつかのIPを測定したところ、555timerは正常動作を確認できましたが、オペアンプ(4種類)はシミュレーションと異なる残念な結果でした。書籍の表面的な理解しただけでは、検討が不十分であり、お手本と主張できるIPのレベルには到達できていないことがわかりました。このホワイトペーパーでは、お手本作成に向けた現状を整理しました。プロセスポーティングには、回路の最適化のための深い知識が必要であり、公開された書籍の記述だけからそれらを読み取ることは容易ではありません。これらを踏まえ、良い”お手本”の作成およびそのためのIP設計環境の開発に取り組んでいきます