3/7にミニマルEDAの試作→評価→再設計サポートについて発表します

3月7,8日に開催される電気学会電子回路研究会(@横河電機本社)でミニマルEDAについて発表します。

https://www.ieej-ect.org/ect/ectp/2019/p19-03-07.html

タイトルは「ミニマルEDAにおけるLSI試作および再設計効率化の検討」。回路設計の再利用(による低コスト化)を進めるためJupyter Notebook技術を導入しましたが、それを更に使いやすくしたというのがポイントの1つ。それから、最短3日での試作が可能なミニマルファブの特徴を活かすために重要だと考える、試作→評価→再設計のプロセスの低コスト化が主要なテーマです。ミニマルEDAの守備範囲をこの分野にまで広げ、Jupyter Notebook技術を、ミニマルプロセス条件の最適化に適用することを’狙いました。具体的にはプロセス条件のような外部変数をSPICEモデルパラメータに変換する変換器(Model Activatorと呼んでます)をALTA上に開発し、Jupyter Notebookから利用できるようにします。

デバイスの測定データからSPICEモデルをチューニングし、シミュレーション結果と収集した回路の実測データを比較することを考えてみてください。これらのデータをすべてALBに集積し、ALTAから操作できることを目指します。すべての工程をJupyter Notebook上で実行できれば、ドキュメントとして理解が容易であると同時に、追試が容易となり、同種の案件への適用(再利用)が可能となります。

聴講の参加は、学会員でなくても無料ですので、ぜひご参加ください。