ALBの最新版(v1.49u)をリリースしました

Post date: 2013/04/16 5:22:09

最新版では、SPICEモデル変換の完成度が向上し、受動素子の電圧依存性、温度依存性などをすべてLTspice用に変換できるようになりました。Chefシステムを流用した素子モデルのSpectre vs. LTspice自動比較機能(Autoverify)を活用してPDK変換の品質向上に取り組んでいます。Cadence->LTspice回路図変換では、バスを含むアナデジ混在回路の変換ができるように改良されました。そのほか、ALTA/ALBの使い易さが改善されています。

今回のリリースにあわせてアプリケーションノートの配布を開始しました。ALB/ALTAの環境で、LTspiceを使ってどのようにIC回路設計ができるかをわかりやすく説明しています。電子ブックでも読むことができますので興味のあるかたはsales@anagix.comまでご連絡ください。

今回のリリースから、インストールが大幅に簡単になりました。Chefを使った自動インストールにより、個人や小さいグループがWindowsPC(XP/Vista/7/8)にALBサーバとALTAをインストールする場合、1時間程度でインストールすることができます。Linux(CentOSおよびUbuntu)へのALBサーバとALTAのインストールも同様に自動化されました。今後、この仕組みを通じて、ALBデータベースのバックアップの自動化サポートなどユーザの利便性を手間をかけることなく向上していきます。