研究会発表スライドとWhitePaperを公開します

Posted at 2020/10/8 19:26:00

10/8に開催された電子回路研究会の発表スライド「オープンソースEDAを使ったミニマルファブでのIP共有の検討」を以下に公開します:https://www.dropbox.com/s/y9og60y58qbwnxs/OpenEDAforMinimalFab_slides.v0.4.pdf?dl=0
ミニマルファブで少量多品種のSoCを成功させるには、アナログIPの共有・再利用が重要であり、そのためには設計に使うツールがオープンソースEDA(OSEDA)であることが望ましいと訴えました。回路設計に使用できるQUCS-S, EEschema, Xschemを紹介しましたが、ミニマルファブでの当面の使用には、EEschemaを推奨します。IP開発に伴う設計ドキュメント開発の重荷を軽減するため、JupyterNotebookを使った回路設計環境を推進します。実際、横河ミニマルファブのPMOSプロセス活用のためにIP開発を行い、近々に第2回目の試作を予定していますが、JupyterNotebookの形にまとめる予定です。半導体設計教育の資料としても使えるよう、北見工大名誉教授の谷本さんにPMOSの差動増幅器を設計していただきJupyterNotebook化に取り組んでいます。現状をスライドで紹介しました。予稿ではXschemをJupyterNotebookで使えるようにしたことを報告しましたが、このIP開発では現実に即して、回路設計ツールにはLTspiceを使用しました。

この研究会発表の内容は、WhitePaperにしましたので、参考にしてください。