オープンソースEDA講演会開催のお知らせ

Posted at 2022/1/22 10:18:00

”草の根”のLSI設計民主化のための講演会の案内です(拡散希望): https://www.dropbox.com/s/oplqfw7ykb44xg5/WN220118125408.pdf?dl=0

1/26(水)13:00-14:30、申し込み締切:1/24(月)です。私の話は、まあどうってことないですが、最初の講演は、高専の5年生と学部3年生が、果敢にGoogleがバックアップするLSI設計の無料シャトル(Skywater 130nm MPW)に挑戦した体験談です。元気でると思います。
今回は、福岡ISTさんが主催してくださるので、メール Subject
「オープンソース EDA 講演会申し込み」にして、1 ⽉ 24 ⽇(⽉)までに lsik@ist.or.jp申し込んでください。詳細は添付のpdf参照。


講演1: 2022年1月26日(水)13:00-13:30

講演者: 東さん(東京工業高等専門学校情報工学科 5年) 内山さん (電気通信大学 3年)

タイトル:「LSI初心者2人が1ヶ月でCPU+RAMをtapeoutした話〜Skywater 130nm PDKのOpen MPW初体験」(元々のタイトル)

概要:

 最近は自作CPUを嗜む人も増えてきました。我々も志同じくしてFPGAやシミュレータ上での自作CPUを楽しんでいます。しかし、自作の範囲で出来るのはせいぜいそのくらいで、現実のCPUのようにワンパッケージのLSIとして作ることは文字通り夢なのでした。そんなある日、Open MPWというプログラムでLSIを無料で作れることが分かり、提出を試みることにしました。締切迫る中、意味不明のエラーに遭遇し頭を抱えたり、slackで英語で質問したり、何日も徹夜しましたが楽しい経験でした。今発表ではその体験をお話します。

講演2: 13:30-14:00(予定)

講演者:森山 誠二郎(㈱アナジックス)

タイトル:「オープンソースEDAを使ったオープンハードウェア設計事例」

概要:

ユニークな装置開発を盛んにするには、LSI開発の民主化が有効です。その気になれば誰でもLSI設計技術を利用できるようにすること、そのためには、オープンソースEDAを使ったオープンなハードウェア開発環境が不可欠です。福岡ISTが提供するEDAサーバには、各種のオープンソースEDAをインストールし、皆さんの無償でのご利用をお待ちしてます。この講演では、LSI設計の民主化を推進するMakeLSIプロジェクトや、変量多品種生産をめざすミニマルファブでのオープンソースEDAを使ったアナログLSI設計事例を紹介します。