AVIC2019@台湾でミニマルEDAについて発表します

今回は、オープンソースEDAソフトの有効活用について発表します。我々がミニマルファブで目指しているのはIoTなどに必要な小規模な高付加価値LSIですが、特にアナログが入った回路を一から開発するのは不可能です。IP(価値ある回路ブロック)を共有し、再利用しあうことが絶対に必要です。その際、IPが高価なベンダーツールで作られたのでは共用に支障がでます。そこでオープンソースのEDAが望まれます。たとえばレイアウトについてはKLayoutのPCellは非常に有用です。PCellを使うことで再利用容易なハードウェアIPを作成できます。製造プロセスが異なると、特にキャパシタや抵抗は形状が異なりますが、利用者はだれでもKLayoutのPCellを使ってそれらを生成しなおし、あとは簡単に配線をし直すことができます。回路設計については、JupyterNotebookを活用することにより、回路設計作業と同時に設計ドキュメントを作成できます。ミニマルEDAは、ミニマルEDAサーバから無料で利用できます。