Posted at 2025/7/5 12:45:00
2025/7/5に開催されたオープンソースEDAフォーラムは、現地、オンラインあわせて100名以上の参加があり、盛況でした。アンケート結果が50名くらい集まってますが、非常に好評だったようです。私は、LT(ライトニングトーク)に2件発表しました。時間が余りそうなので時間調整役の予定が、JK高橋氏がやってくれました。
以下の2件を発表しました。それぞれのスライドを公開します。
「アナログOpen Source Silicon 開発プラットフォーム」 森山 誠二郎(株式会社アナジックス)
https://www.dropbox.com/scl/fi/xm8wvopscfoqt8e02wg4l/.pdf?rlkey=hl3qmgoa35ayjglg4012vzztf&dl=0
ソフトウェアや料理のレシピと較べて,オープンソースシリコンのレシピやお手本が圧倒的に不足しているのは,半導体設計の世界が閉じているからです。これを民主化し,より多くの人々が半導体設計に参加できるように設計プラットフォームを開発しています。流用可能な設計情報の表現,設計仕様を確認するパラメトリック解析,デバイス特性の比較,設計データのフォーマット変換などの機能が含まれます。
「ミニマルファブCMOS LSI デバイス開発のいま」 森山 誠二郎(株式会社アナジックス)
土屋 忠明、浦 伸吾(株式会社ロジック・リサーチ)
https://www.oseda-silicon.org/eda%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%A0/%E7%AC%AC%E5%9B%9E%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%A0_2
ミニマルファブは、SOI CMOSデバイスを1週間で開発できる世界に類を見ない生産システムです。産総研の研究成果をもとにミニマル推進機構でCMOS LSIデバイスの実用化を進めています。2023年にPDKをNDA不要で公開しミニマルEDAを使った設計コンテストを実施しましたが、製造プロセスと装置に課題があり、今後も、地道な改善努力が欠かせません。推進機構の資金不足を解消するために、ミニマルファブによるLSI試作を体験しフィードバックしていただくアーリーアダプタプログラムを企画します。社内教育や人材育成に使えます。ミニマルファブは、LSI設計者のためのものなのでご理解とご協力をお願いします。