Posted at 2025/8/28 22:02:00
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2025/8/28に品川で開催される、Ruby Activity Reportというイベントで、「半導体LSI設計でのRuby活用」というタイトルでライトニングトークをしてきます。半導体LSI設計に使われるオープンソースのEDAはC言語やC++言語で書かれ拡張言語はPythonが幅を利かせてますが、唯一、レイアウトツールのKLayoutはRubyを拡張言語に採用しています。これを開発したのはMatthiasさんですがLSI設計ツール分野に奇跡を起こした天才だと思います。2019年にLVSという接続検証ツールが組み込まれて以来、KLayoutはオープンソースシリコン開発の主要なレイアウトツールになりました。私は、KLayoutで使えるPDK(OpenRule1um版やミニマルファブ版)をRuby言語を使って開発しています。最近YouTuberイチケンさんの自作LSIが話題ですが、そのPDK(OpenRule1um版)が相乗りチップ(まとめはISHI会)に使われています。同種のことをミニマルファブでもできるよう、ミニマルファブを立ち上げる傍らRuby言語を使ったツール開発にも取り組んでます。ALTA2というLSI設計ツールですが、SvelteKitとRuby言語で開発しており、パラメトリック解析などの設計情報をドキュメント化できるので、PythonベースのJupyterNotebookを凌駕することを狙ってます。