Posted at 2025/10/19 21:15:00
松江で開催されるAVIC2025(10/20-22)という国際学会https://www.avic2025.org で、”Analog LSI design platform for Open Source Silicon Development and Porting”というタイトルで発表します。
少量多品種LSI開発には、誰でも容易にLSIを開発できるシャトルサービスと、オープンソースで開発されたIP部品(オープンソースシリコン)が必要です。 PDK整備の遅れがネックなので、国内のレガシーファブやMinimal Fabのために、Open PDK方式を用いたPDKを開発しています。Open PDK方式で開発されたPDKの間では、IPのプロセスポーティングは容易になります。
しかし、アナログIPでは、仕様に合わせて回路のパラメータをトレードオフを考慮しながら調整する必要があります。そこで、その作業を楽にし、また将来的にその作業結果を設計資料として公開できるように、アナログLSI設計環境(ALTA2)を開発しました。
良いお手本があれば、LSI開発は容易になるので、ALTA2の活用事例として、Camenzind氏の書籍をベースとするお手本の整備を進めています。