最新ニュース:(株)アナジックスは創立10年を迎えました

2009年1月7日に創業しましたので、本日で10年になります。創立5年の年頭のご挨拶(創業5周年のアナジックスをよろしくお願いいたします)の時点とやっていること、考えていることは変わりません。「弊社の提供する回路設計環境(ALB/ALTA)の特徴は、半導体回路設計をLTspiceやQUCSのようなフリー/オープンソースで出来ることです。少量多品種の設計のために圧倒的なローコストで半導体回路設計を可能にすることが目的です。」

その後の5年間で、MakeLSI:というLSI設計の民主化運動に加わって、自分達でも開発を経験し、2年前の2017年4月からはミニマルファブのファブシステム研究会メンバーとなってミニマルEDAの開発を担わせていただいております(ミニマルEDAの開発に取り組んでいます)。ALB/ALTAはまだまだ未熟ですので、これからもミニマルEDAの開発に邁進していきます。

一方で、グローバル経済をささえる大量生産に偏向した皆さんの”心”を、豊かな多様性をもった少量多品種生産に引き戻していく必要性を強く感じています。ミニマルファブでは少量多品種生産を成功させるために、共通化・標準化を強力に進めているのはご存知の通りです(ついに幅30cmの標準筐体にイオンインプラ装置を試作し昨年のセミコンジャパンで展示しました)。ミニマルEDAでも、設計ライブラリの構築に必要な設計文書作成の容易化に取り組んでいます。

しかし(とりわけアナログ設計では)設計自体の共通化・標準化に大きな心理的な壁を感じます。既存のアナログ設計者の立場からすれば、長い時間をかけて設計技術を習得し、心血を注いで開発した設計財産を易々と共有財産にはしたくないのはわかります。彼らの利益も守りながら、しかし少量多品種を成功させるには、技術の共有化、というか教えあい助け合う心を復活していく必要を感じます。正解はわかりませんが、皆々様にこれまで以上にご協力をお願いすること、そのためにも、とにかくお金をまわすことが必要です。次世代の学生さんに学びながら稼ぐ場を提供する地道な活動もはじめましたので継続していきたいと思います。

当面、皆様方の賛同をいただくこと、お金をまわすこと、この2点に注力していきます。皆様のご支援、ご鞭撻をお願いいたします。なお、弊社のfacebookは、5年前に開設しひっそりと運用してます。時々のぞいていただけると幸いです。


費用をかけずにアナログLSI開発を始めることのできるアナログ回路設計統合システムWebベースの回路設計環境ALB (Anagix Library Builder)およびALTA(Anagix Local Tools Assistant)を使えば、アナログ半導体集積回路の設計効率を向上すると同時に EDAコストを低減することができます。ALBはサーバとして回路データや設計文書をWeb(インターネットやイントラネット)上で管理します。また、半導体回路設計で標準となっているCadence Virtuoso用のPDKをLTspice用に変換したり、回路図を相互に変換することができます。ALTAは、大掛かりなLSI回路設計設備を導入しなくてもアナログLSI開発のできるコンパクトな回路設計環境を提供します。LTspiceなどパーソナル回路設計ツールを起動できるだけでなく、スイープ解析、コーナ解析のほか、ASCOを利用したグローバル最適化技術も利用できます。ALTAは、ユーザのパソコン(Windows,MacOSXなど)で動作します。ALTAはALB製品に含まれています。概要は、企業プレゼンスライド、技術の詳細は、WhitePaper(小規模企業と大学の共同開発を支援する Webベースアナログ回路設計統合環境および最適化機能等を備えたアナログ回路設計環境)をご覧ください。ALB(Anagix Library Builder)とはWebブラウザから使える設計再利用に適した回路設計環境(製品情報はこちら)です。無料のLTspiceなど各種の回路シミュレータを実行できます。また、回路IPに設計情報、シミュレーション結果、コメント、 説明図などを簡単に付加できます。ALBは、パブリッククラウドとしてインターネット上のAnagixサーバ(試用は無料です)や、プライベートクラウドとしてイントラネットにインストールして使うことができます。評価用にパーソナル版も用意しています。ALBをベースにしたソルーションがアナログファイナライザです。既存のEDAツールを補完するもので、再利用のための文書作成とデータ管理を容易にします。

アナジックスのポリシー

1.最高のフリーソフトを最大限活用し最小のコストで最大の満足を提供します

2.顧客を大切にし、誠心誠意をもって仕事をします

3.納期を守ります

お問い合わせ先

弊社への問い合わせ、ご意見は以下の連絡先にお願いいたします。

sales@anagix.com (広告宣伝お断り)

アナログ設計に関連してお困りのこと、ご提案など是非およせください。

アナジックスは、2009年1月にアナログ設計の支援を目的に創業しました(めざすもの)。

半導体製造プロセスの微細化はメモリやCPUなどのデジタルが牽引していますが、現実世界はアナログであり、SoC(System on Chip)の実現にはアナログ技術が欠かせません。

設計者のカバーしなくてはならない技術領域はますます広がっています。デジタルアシスト技術(微細化によりふんだんに使えるようになった高速なデジタル回 路を使ってアナログ回路の性能を向上する技術)がホットな話題となっていますが、アナログ回路設計技術とデジタル信号処理技術を縦横無尽に使いこなせなくては なりません。

デジタルに比べるとアナログ設計の自動化ははるかに遅れています。仕様定義が複雑であること、モデル作成の難易度が高いこと、シ ミュレーション時間が長いこと、などの理由が考えられますが、アナログ設計に関わる人口の少なさ、アナログ設計自動化のインパクトが業務全体から見れば大きくないことも原因です。

アナログ設計の生産性を画期的に向上しなくてはならないと考えます。アナログ設計を個人芸から集団で使える技術に変えていくこと、アナログ設計の確実性を向上すること、が重要です。アナジックスでは、モデリング、シミュレーションの精度向上はもとより、技術の再利用容易化、さらにIT技術を活用した自動化に取り組みます。